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2015年6月 8日 (月)

『実録アヘン戦争』読了

彼の国の人はよく、信じているのは歴史しかないと言いますが、

古代からの歴史を使って民族の優位性を教え込むのと、

歴史のターニングポイントとして阿片戦争が邪悪な植民地主義の始まり、さらに邪悪な小日本が来たみたいな流れで語られるんですが、

ということで、同じ陳舜臣さんの『実録アヘン戦争』を読み始めました。高速道路の虎門の橋は通ったことがあり、広州の十三行街、珠江沿いの租界、なんでしたっけ、沙ナントカもなんども行ったことがあり、林則徐について勉強します。

そもそも外交という概念がない、皇帝の御慈悲で英国に必要なものを貿易してやっているという現在の強国様が如何にアヘン戦争から転げ落ちてしまったか、きっかけを理解するのに役立ちます。


まあ読む前から持っていた考えというか、日本人一般の理解だと、弱体化した末期の清朝、それまで茶葉の輸出で大幅の出超だったのがアヘンの「輸入」増から銀の大量流出、国内の急激なインフレで全く国内がコントロール出来ないという歴史の節目に、そういう時期だからこそアヘン戦争というものが起きてしまったわけで。

ひとつの気づきとしては、満州人の治める清国では対外勢力に対して統一したフロント、やる気のある軍隊を形成することができず、また清朝そのものの弱体の過程で皇帝が軍事費をカットしていた矢先に外夷といざこざが発生してしまったわけで、全くもって勝ち目がなかったというよりほかない。


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