2019年7月10日 (水)

『ヤンキーと地元』打越正行著を読んで

所謂ひとつのエスノグラフィーというやつですかね。「参与観察」って言うんだ。

Img_7944


族のパシリだけでなく、ゴーパチでの「ツーリング」で知り合った若者を通じて沖縄の現場解体業に体を張って「参与観察」している。

鉛筆が「重い」という言葉を引き出した。普段の解体の仕事であれば見ただけで枠の重量が分かるからこれは何本担げるとか分かるけど、鉛筆を持ってからの作業がイメージできないと。

紆余曲折があったが解体業を堅実に経営している社長の話からも沖縄の景気は下向きのようだ。内地から行ってジュゴンがどうのとか言ってる連中も働いてみるべき!? 社長の言うには共存しないと。

序盤は解体業で働く沖縄の若者を知るというよりは(それはそれで十二分に価値があるのだが)、現場のコンクリートの型枠外し作業について詳しくなってしまった。

効率より上下関係。従業員の事務所へに近づき難さ、社長や残業労災への遠慮、他の製造業とは違うと。


「時間が過ぎる」のをどう感じるかも彼らにとっては切実な問題。内地にキセツやりにいっても工場作業は時間が過ぎるのが遅いと。

スロット、腰痛持ち、先輩からの暴行。

一定の受注規模を前提とした継続した「しーじゃ」と「うっとぅ」の関係、中学の上下関係を建設業に持ち込み技術の伝承や身の回りの世話を後輩にさせる、

そういったトコロテン方式が経済の微減によって人が足りるようになり、中堅で仕事が回せるようになり、それほど若者を必要としなくなってきた。そういった状況で若者もすぐに辞めてしまう。


セクキャバ経営者の話。
いろいろな経験を経て、人に使われるのではなく上に立とうと決意。下積みで雇われ店長をしていたセクキャバが飛んでしまい、ビルのオーナーに家賃の支払いをしばらく待ってもらう条件で経営を始める。

地元の関係を利用して採用や問題の解決には使うが、地元の理不尽な上下関係からは距離を置いていた。

内地のグレーな仕事、もしくはアウトな出し子等の「仕事」に手を染めてしまう。


| | コメント (0)

『肉の王国 沖縄で愉しむ肉グルメ』を読んで

3人の著者(仲村 清司, 藤井誠二, 普久原 朝充)のうち、藤井さんが上原善広氏と肉について対談しているのをどっかウエブで見たから読んでみようという気になったのだと思います。

Img_7889


著者の3人のうちひとりが書いた文章と3人の対談部分がかぶって冗長な気がする。

内容はとても面白い。豚は鳴き声以外全部食べるのclichéに敢えて疑問を呈して調べていくのが良い。

焼きトンとかもともと沖縄にないものだから、店とか必然的に安里周辺になってしまう。ここ二、三年行っていないが、行ってみようかと思った。

| | コメント (0)

2019年7月 5日 (金)

『パフォーマンスを高めるためのアスリートの栄養学』清野隼 (著), 塚本咲翔 (著)

『アスリートの献立500』を読んだついでに借りてみました。

Img_7854

特に目新しいことが書いてあるわけではありませんが、基本としては良いのではないでしょうか。


| | コメント (0)

2019年6月15日 (土)

高野秀行著『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』を読んで

高野秀行さんの、まあ所謂ゲテモノ系の食べ物にまつわるエピソードを集めた本。それぞれの食べ物はこれまでの氏の著作に出てきたもので、なんか新しいものあったかな?

Img_7791


発酵の小島先生とのクジラの話は良かった。

さすがに猫や犬の話は無いか。。。


広島のワニの話は以前から知っていたのだが、フジタフーズのワニを入手して食べてみたいと思った。


人間の胎盤まで入手したのはスゴイ。私はセッキフェすら食べたいと思っていてもこれまで食べたことがない。


| | コメント (0)

2019年6月13日 (木)

『ぼくたちは習慣で、できている』佐々木典士(著)を読んで

以前読んだ『ぼくたちに、もうモノは必要ない』の著者の佐々木氏の本。前回と同じく人気があるのか、数週間経って忘れた頃に図書館からお知らせがあり読んでみました。

Img_7753

最初読み始めて数ページが自分にササってしまい、いきなりスタックというか一日ふつか読み進めることができませんでした。あとの方で書いておられますが「自由がありすぎる苦しみ」というのは、サルトルの言うところの「人間は自由という刑に処せられている」というのに通ずるかと。

ざっくり感想。英語の本を翻訳した成功するための何個の習慣とかナナメ上からの目線でなく、著者の失敗を踏まえての言葉なので腹に落ちる。各章の書き出しの有名無名の人の警句も良い。


意志の力は有限で、有名なダイコンの試験でもわかるように一方でなにか我慢をすると、もう一方で抑えが効かなくなってしまうと思っていたが、著者は減るものではないと言う。

双曲割引、狩猟時代はまず目の前の食料を確保することが優先、それに対し人間の経済活動は高度化した
クールシステム、ホットシステム

ドーパミンが「悪さ」する、欲しいという欲求を加速してしまう、原始の私にもどってしまう

「認知」で工夫する

デューク大学、人の行動の45%は習慣に基づく

意識は「新聞」のようなもの、カラダの隅々で起こっている生体活動について全てを知る必要はない

「鼻はいつでも見えているのに、それを意識はしていない」

習慣の形成、まず毎朝机を見ることから始めた山口さん、のちに一日中勉強していても苦痛でなくなる

やめたい習慣のトリガーも同様、お酒とか
場所、時間、心理状態、自分以外の人物、直前の行動

イチロー選手のルーチーン、心が調子悪い時もカラダを動かせばそのうち心がついてくる、みたいな心持ち

「報酬」とは? Wikipedia とお金を払って辞書を編纂のマイクロソフト

運動の報酬はランニングハイ(エンドルフィン)でなく、ストレスから来るコルチゾールがドーパミンと相互作用して満足感や陶酔感?

習慣を身につけることは、子供には最初わからないがビールを好きになっていく過程と同じ、パチンコをやったことない人にはその人にどんな「報酬」が出ているのかわからない

「習慣」とは「トリガー」で作動する「ルーチン」であり「報酬」を求めて行われる


やめるべき習慣とは
- 自分の子供に身につけて欲しくないもの
- 終わった後に、達成感ではなく後悔を覚えるもの
- 振り返った時に、大きな学びを得たと感じられないもの


著者はお酒をやめたらしい

完全に断つ方が簡単、ちょっとだけ飲む、こういう場合だけというのは難しいわな、やはり

禁止の言葉を使わないのはよく言われているので、私も記憶している

お酒の「報酬」って自分にとってなんなの?酩酊状態になりたい、ハイな状態になりたいとはちょっと違う気が


著者はたびたび Twitterを見てしまう、どうも自分の投稿の反応を見るというより真の「報酬」はアイディアを保存できることだったらしい。自分がこうして今書いているのにしても、反応を得たり広告収入を得たりとかいうのではなくその時感じたことをただ単に保存できる機能を使いたいからだと思う。

片付け、運動、早起きを「要」となる習慣に挙げているが、このうちひとつをすでに習慣にしている自分は驚きでる。意志薄弱の塊(固まらなさそうではあるが)の私なのに、


やる気がどうのではなくて、まず動く、それで側坐核が刺激される

Amazon が買い物の王様なのは、ハードルが極端に低いから


目標をすごく小さなものにする、腕立て伏せ1回とか、そうすると自己否定感が生まれない
マラソン完走とか大きな目標を掲げて、それで走ったりジム行ったりするのと対象的

やって後悔するようなことでなければやってみる、朝ランニングに出かけるか出かけないか、カラダに良いことをちょっとお金をかけてやってみるとかみないとかかな。

Joe Friel 大先生が言っている、まず初心者はウエアを着て外に出かければ成功と言っているのに似ている。習慣ができれば大きなゴールを設定して考えてトレーニングしていかないといけないのと同じか。自分の場合はまずウエアを着て出かければ良いというレベルを続けすぎた。2017年末から遅すぎたがやっと考えるようになった。


「やめる」方は完全に断つ方が簡単、「やる」方は毎日やるが簡単。

確かに2018年に向けて前年の12月に毎日バイクに乗ろうとしてそうした時は、それはそれで気分的には簡単だった。
ランニングとか故障を心配して走ったり走らなかったりで習慣化するのが難しい。近所のランニングクラブの朝ランが隔週開催になり、いちいち今週は練習あったっけ?と考えるのが小さなハードルになっていた。(と思って調べたら週2回毎週開催に戻ってた、ふたたび習慣化せねば)

時間割り、日付で行動する

人目を気にしてしまう、コミュニティでの評判を重視する、そういう環境に対してコミットしてしまう、やらざるを得ない状況に自分を追い込む


習慣化するまではやりすぎない、八分目、完全にやめない、まずは続けるの目標

「習慣」にゴールはない

「努力」は支払った代償に見合った報酬がしっかりあること
「我慢」は支払った代償に対して正当な報酬がないこと

よく言われることであり自分でも感じることだが、自分で選んでやっているかどうかが違い

最大の報酬は、自分を好きになれること

compete の語源、共に(com-)戦う


| | コメント (0)

2019年6月12日 (水)

藤田晋著『仕事が麻雀で麻雀が仕事』を読んで

サイバーエージェント藤田社長の本です。僕の中では麻雀の人です(笑)

Img_7757

人生は麻雀である

溺れる犬は棒で叩け、韓国の諺

4位を決めておくと後の展開が楽になる

オカルトについて、いいとか悪いとかでなく、信じるものがある者は強い、と感じた。


ドラに固執するな、ドラだけではアガれない。

持って生まれたものも含めて人生の配牌


藤田社長、ヒップホップも詳しいんだ。

| | コメント (0)

2019年6月 3日 (月)

小出義雄著『君ならできる』を読んで

亡くなられた小出義雄監督の2000年、シドニーオリンピックの結果が出る前の本です。

Img_7733

これまで図書館の本棚では見かけなかったのですが、お亡くなりになられたからか二冊棚に並べてありました。


大部分は高橋尚子選手に関すること、少し有森裕子選手、ちょっとだけ鈴木博美選手についても。

それぞれのエピソードはシドニー以降に出版された本に書いてあるのですが、小出監督の人柄というか人間力が現れている本だと思いました。
最初に小出監督の言葉を読んだときは、酔っ払いのオッサンだと思ってましたが(汗)

そうそう、この本を読むまで高橋さんがなぜ「Qちゃん」と呼ばれているのか理由を知りませんでした。


| | コメント (0)

『運動と疲労の科学』下光輝一 (編集)八田秀雄 (編集)を読んで

乳酸の八田教授の本かと思って手に取ったのですが、疲労の各分野の研究に関わるそれぞれの先生による最新の研究・論文のコンピレーションかと。

Img_7726


ナナメ読みしかしていないのですが、どうしても研究者としての物言いになるので結論がよく分からない、というか定説が出ていない疲労についての最先端の研究と捉えた方がよいかと。


糖質78g/時とか、さすがに摂れないなー、詰め込む練習とかしてみたわけではないですが。30~60g/時の下限の30gくらいかなー。

Img_7728


VO2Maxの75%ということは FTPの85とか90%くらい?で90分とか、確かに高強度のインターバルより糖質使い果たして回復に時間がかかりそうなイメージ

Img_7727


| | コメント (0)

2019年6月 2日 (日)

『アスリートの献立500』森永製菓株式会社トレーニングラボ (著)を読んで

大型本なんですが、手元に置いておいて時々テーマ別に見たり、ぱらぱらめくってヒントを得たりするのに良いかも。

Img_7702


実業団の合宿所ってこうなんですね、鶏肉をバルサミコで食べたくなりました。

Img_7704


糖質をぶっこむのに冷凍フライドポテトを活用したり

Img_7706


テーマ別のメニューがあったり

Img_7707

| | コメント (0)

『高タンパク健康法』三石巌 (著)を読んで

オリジナルは古い本で、著者も失礼ながらご高齢で昔の主観に基づいた本かと先入観がありましたが、読んでみたらよかったです。

Img_7725

高タンパク、ビタミン(とくにC)の大量摂取、だそうです。

ビタミンEについてもどっかで言及、ナッツとか家に置いてあるけどちゃんと食べないと。


たまにカレーとウガリ(トウモロコシ粉)食べるんですが、トウモロコシがナイアシン(ニコチン酸とニコチンアミド)を破壊しタンパク質の吸収を阻害するのか。。。毎日食べるわけではないのでいいと思いますが。

Img_7730


| | コメント (0)

«『やってのける』ハイディ・グラント・ハルバーソン (著) 児島 修 (翻訳)